2015年の報告

もう2016年も3月に突入していますが、2015年の活動を備忘録的にまとめておこうと思います。

青土社ユリイカ』2015年3月号「特集:クラムボン」に、論考「消費・自然・ジャンル――クラムボンについて」を寄稿しました。
青土社現代思想』2015年6月号「特集:新しい唯物論」のコーナー「研究手帖」に、短文「そこにある相関主義」を寄稿しました。
・渋家元代表の齋藤桂太氏が主宰する批評パンフレット『アーギュメンツ』の第一号(2015年10月発行)にて、論考「芸術は二度死ぬ(死んだとは言っていない)――赤瀬川原平について」を発表しました。
青土社ユリイカ』2015年11月号「特集:梶浦由記」に、論考「梶浦由記の音楽に関するヴァイラルな覚え書き」を寄稿しました。
早稲田大学現代文学会が発行する同人誌『Mare』vol.1に、同会会員である佐藤正尚(米原将磨)さんとの対談「言葉を中華鍋で焼く」が掲載されました。
東浩紀さんが編集するゲンロン観光通信 #7 2015年12月11日号にて、記事「紹介すること、感染すること――思弁的実在論について」 を執筆しました。
青土社現代思想』2016年1月号「特集:ポスト現代思想」に、論考「聴くことの絶滅に向かって――レイ・ブラシエ論」を寄稿しました。

いろいろやっているようでありつつ、実のところそうでもないですね。
なお2015年1月22日付けのブログ記事「哲学のホラー――思弁的実在論とその周辺」は、2014年冬に行われたRhetorica主催のトーク・イベント(http://tweetvite.com/event/rhetorica_live)で配布した仲山作成の資料が元となっており、これはネットで広く読まれるに値するだろうという判断のもと、その後大幅な加筆修正が行われ、現在の形で公開されるに至ったものです。情報として古くなっている部分や、端的に不正確と思われる部分、当時と今とで僕の考えの変化してしまった部分など少なからず含まれてはいるものの、この時点における日本のネット界隈での思弁的実在論の受容状況を物語る資料としての価値もなくはないだろうということで、あえて手つかずのまま残しておいています。その点あらかじめご了解、ご注意いただければ幸いです。
*追記(2016年10月16日):論旨の理解に混乱をきたしかねない誤字をひとつ発見したので修正しました。

思弁的実在論周りの最新(?)情報は、今後もこのブログを使って発信していこうと考えています(既にある程度ネタは溜まっているのですが)。展評や音盤レヴューなども、気が向けば。2016年こそは本当に、もうちょっとだけ、ブログ回帰したいところです。